$Id: INSTALL_ja.txt,v 1.1 2002/11/29 09:37:57 mdruilhe Exp $
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w-agora 4.1 のインストール手引
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PRE-INSTALLATION
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w-agora をインストールするためにあらかじめ必需品の確認をしておきます:
I. PHP が適切に構成されている
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1. あなたのサイトで、PHPがインストールされていて適切に走っていること
を確かめてください。PHPが適切に稼働していることを確かめるには、次
の数行をコピー&ペーストして、 "info.php" または "info.php3" とい
う名前のファイルに入れてもかまいません。:
"; phpinfo(); exit ?>
PHP is not running or is not configured for this extension
そして、このページをブラウザで読み込みます。もし全て OK なら、PHP
の全ての構成がページに表示され:
"PHP is not running or is not configured for this extension"
のようなメッセージを見ることはないはずです。
2. もし、SAFE MODE で PHP を稼働させているときは、パートII の最後
の SAFE MODE のセクションを読んでください。
3. もし、あなた自身で Webサーバーを管理していないのであれば、あなた
のインターネットサービス・プロバイダに、PHPが SAFE MODE で稼働し
ているかどうかを聞いてください。あるいは上記の "info.php" スクリ
プトを走らせることで情報を得られるかもしれません。
II. データベースアクセス
-------------------------
--> あなた自身でWebサーバを管理している場合:
1. 以下のサポートしているデータベースエンジンのうちのひとつがあるこ
とを確認してください:
- mysql
- PostgreSQL (6 and 7)
- Oracle 8
- Microsoft SQL server 7
2. もし、データベースを持っていないなら、データベースを作成します。
例: MySQL では次のコマンドラインが使えます:
mysqladmin -uuser -ppaswword create agora
( 'agora' は単なる例で、好きなデータベース名を使えます)
<訳注>
例:PostgreSQL では管理ユーザになって次のようにコマンドを実行
します:
createuser agora<<__EOI__
n
n
__EOI__
createdb agora
psql -c "alter user agora with password 'agora';"
訳注>
3. そのデータベースにアクセスするユーザーは、select, insert, update,
delete, create, alter および drop の権限を持っていることを確認し
ます。このユーザーのための grant ステートメントは以下のようになり
ます:
GRANT
select, insert, update, create, alter, delete, drop
ON
database.*
TO
user@localhost
IDENTIFIED BY
'password';
--> もしあなた自身ではWebサーバー/バーチャルWebサーバーを管理していな
い場合は: そのWebサーバー上のデータベースエンジンへのデータベース
アクセスが必要になります。(1. の要求されるエンジンも参照ください。)
この場合、インターネットサービス・プロバイダより、あなたのデータベー
ス名(たとえば、"my_own_db")とデータベースユーザー名(たとえば、
"db_user_1")をもらってください。あなたは、grant ステートメントを
実行できず、データベース管理者ならできるでしょう。そのプロバイダは
Webサーバー上のデータベースにアクセスするためにあなたが持つ識別と
して"db_user_1" 宣言して、このサービスを提供してくれます。
インストレーション
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w-agora のインストレーションは利用するサーバーとデータベースによっ
てさまざまです。
即席インストレーションの手引
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1. パッケージをドキュメントルートにて gunzip/Untar します。
2. conf/ と forums/ フォルダに実行/書込みの許可を与えます。
3. ブラウザで、setup.php[3] にアクセスして要求されたフィールドに
記入します。
I. 展開 /アップロード
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1. もし、あなたのアカウントにシェルアクセスできるなら、w-agora のアー
カイブを(バイナリモードで)まるごとそのホストへアップロードして、
unzip (あるいは gunzip/unter) します。
o Linux ではパッケージを document_root ディレクトリのような実際に
使う場所で unter します。例えば、(アーカイブを /tmp にアップロー
ドしたとして)
$ cd /var/www/html/
$ tar -xzvf /tmp/w-agora-4.1.x.tar.gz
これで、"w-agora" ディレクトリの下にパッケージがインストールされ
ます。
o Windows では winzip のようなものを使ってパッケージを展開するだ
けです。
2. もし、シェルアクセスができないかそれを使いたくない場合は、w-agora
をあなたのシステム上の手元のディレクトリに解凍する必要があるでしょ
う。そこでから、あなたのホストのすべてのファイルをそのまま(ディ
レクトリ構造を維持したままであることを確かめながら) FTP しなくて
はなりません。
もし、Windows で W-Agora を WebからあなたのPCにダウンロードしたと
きは、ダウンロードしたプログラムをハードディスクに保存して、一時
的なサブディレクトリに unzip してしてください(たとえば、
c:\w-agora や c:\temp)。zipされたファイルを展開するときに、unzip
プログラムはもう一つのサブディレクトリ: w-agora を作ります。
次のステップは、"w-agora" サブディレクトリと作成されたすべてのサブ
ディレクトリをあなたの Webサーバーへ ftp クライアントもしくはプロ
バイダの WEB ftp サービスをアップロードすることです。作成されたツ
リーをサーバー上の適切なディレクトリ、たとえば、"html/w-agora" へ
コピーします。あなたは、すべてのファイルとその中身を(ディレクトリ
構造を維持したままであることを確認しながら)ホストへアップロードし
なくてはなりません。
すべての .php, .inc そして .htm ファイルはアスキーモードで、すべて
のグラフィックスバイナリモードはアップロードします。もし、この意味
がよくわからなければ、FTP クライアントの文書を参照してください。多
くの FTP クライアントが自動的に判断して使用するモードを修正してく
れるので、ほとんどの場合このことはそれほど考えなくてよいかもしれま
せん。
II. ファイルパーミションの確認
------------------------------
w-agora には3つの空のサブディレクトリがあります:
"w-agora/conf"
"w-agora/forums"
"w-agora/forums/agora"
(これらのディレクトリは ".htaccess" というファイルをそれぞれ1つ含
んでいるはずです。これらのファイルはあるWEBサーバー(i.e. apache)
で認定されないアクセスからディレクトリを保護します)。
w-agora はこれらのディレクトリをさまざまなファイル(構成、テンプレー
ト)を保存するために使います。もし、ディレクトリが前の手順で作られてい
なければ、Webサーバー上の "w-agora" ディレクトリの中に ftp クライアン
トもしくは WEB ftp サービスを使って作り、これらサブディレクトリのアク
セス保護を "707" (次を参照)に変更しなければならないでしょう。
上記のディレクトリが WEBサーバーが走るときのユーザーid で書き込めな
くてはならないことを確認してください。
これを行うには:
o linux/unix システムでは次のようなコマンドを発行します:
(ここでは、WEBサーバーが nobody として走ることを仮定します)
"chown -R nobody ./w-agora"
または
"chgrp -R nobody w-agora; chmod -R g+w w-agora"
あるいは (もし、root アクセス権をもっていなければ)
chmod -R a+w conf forums forums/agora
o もし、サーバーへシェルアクセスすることができなければ、FTP クライア
ントを使うことができます:
$ ftp your.ftp.site.name
ftp> cd w-agora
ftp> mkdir conf
ftp> quote site chmod 707 conf
ftp> mkdir forums
ftp> quote site chmod 707 forums
ftp> cd forums
ftp> mkdir agora
ftp> quote site chmod 707 agora
o Windows/IIS プラットホーム上では、READ/write 許可を設定してください。
o !!! もし、PHP を SAFE MODE で走らせている場合は、次の SAFE MODE の
節を読んでください。 !!!
SAFE MODE の節
--------------
そのセーフモードは php 、アプリケーションと同じクライアントによって作
成されたディレクトリにのみアクセスすることを許します。
もし、Webサーバーでのユーザ識別が(たとえば)"donald_duck" であれば、
ftpで作られたディレクトリはすべてあなたがオーナーです。W-Agora はサイ
ト、フォーラム、スレッドを管理するために新しいディレクトリを必要としま
す。これらのディレクトリは W-Agora のインストレーション手続きの間に作
成されます。もし、W-Agora のスクリプトsetup.php を起動すると、PHP-実行
者はこのスクリプトを実行します。この実行者は自分の持つ名前のタスクで、
例えば、"phprunner" です。この場合、サイト、フォーラム、スレッドを管理
する必要があるディレクトリーのオーナーは "phprunner" です。もし、あな
たがアクセスしようとすると、(ごらんの例のように、あなたの名前は
"donald_duck")あなたのアクセスはセーフモードでは拒否されてしまいます。
このため、すべてのフォーラムディレクトリを ftp を通して手で作らなくて
はなりません。この必要のあるディレクトリは:
- forums/agora
それぞれのサイト '' について:
- forums/
- forums//default
'' 内のそれぞれのフォーラム '' について:
- forums//
- forums///notes
これらのディレクトリのアクセス権は "707" に設定するべきです。
III. セットアップ
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プログラムをインストールして構成するには、setup.php3 (または
setup.php) スクリプトの場所にブラウザでアクセスします。たとえば、
http://localhost/w-agora/setup.php3
あるいは
http://www.My_Domain.net/w-agora/setup.php
インストレーションフォームにて、以下のパラメータの構成を設定します:
1. データベース情報
-------------------
(バックエンド、ユーザ名、パスワード、ホスト名、および、ポート)
現在、 mySQL, Oracle8, PosgreSQL そして MSSQL をサポートしています。
このデータベースは好きな名前であらかじめつくられてなくてはなりません。
--> ISPのサービスを使い、データベース名は(たとえば、上記参照)"my_own_db"
あなたのデータベースへのアクセス方法がわからなければISPに聞いてください。
2. オプションとしてデータベースアクセスのパラメータをいくつか指定可能:
-----------------------------------------------------------------------
ユーザー名
パスワード
ホスト名とポート番号
- ホスト名はデータベースサーバーが稼働しているサーバーの名前(あるい
はipアドレス)で、普通は"localhost"です。
- ポート番号は一般的には使いまさんが、mysqlとpostgresqlでのみ意味の
あるものです。普通はなにも指定しなくてかまいませんが、"標準でない"
インストレーションのときに役立ちます。
- ユーザー名はデータベースのユーザーの名前です(たとえば、
"db_user_1" - 上記参照)。パスワードはデータベースユーザーパスワー
ドで(普通はあなたの持っているパスワード)、phpMyAdmin やそれに似
たサービスで "my_own_db" を作成するときに設定されたものです。
3. ディレクトリは w-agora がすべてのフォーラムを作る場所です。
w-agora はあなたが、あとで作成するそれぞれのフォーラムについてディ
レクトリを作ります:
o もし、ディレクトリがなければ、w-agora はそれを作ろうとします。
o もし、ディレクトリが既に存在すれば、あなたは Webサーバが走る
ときのユーザーid に対し、そのディレクトリに書き込む許可を与え
る必要があります。
o 備考: このディレクトリをWebツリー(document_root)以外の場所
に置くことも*できます*。そうすれば、ユーザーは w-agora スクリ
プト以外にアクセスすることはできません。
4. デフォルト検索エンジンはw-agora がノートを検索するのに使います。
もし、NONE を設定すると、検索はデータベースの中で行われます。
5. 名前とE-メールは(システムの)主管理者のものです:この人のユーザー
id は 'admin' です。
--> 主システム管理者は W-Agora システムのスーパーユーザーで、OS の
"root" ではありません!!
6. 主管理者のパスワード
一度セットアップを行うと、w-agora は最初のサイトを作らせようとします
(次節を参照)。
IV. サイトの作成:
------------------
サイトは、ユーザーの集りがアクセスすることのできる、フォーラムの集合
です。それぞれのフォーラムの集合は独自のデータベースと独自のユーザー
の集合を持ちます。この作成は、スクリプト:
http://localhost/w-agora/create_site.php3
により作成されます。
以下のパラメータを構成します。もし、セットアップのインストレーション
以外でサイトのインストールをしたければ、上記のセットアップフォーム以
外のパラメータを使わなくてはならないだけです。
1. サイトに与えたい名前、タイトル、および、詳述。
2. データベース情報(ユーザー名、パスワード、ホスト名、および、ポート)
このデータベースはあらかじめ作っておかなくてはなりません。
3. w-agora がすべてのフォーラムを作るディレクトリ。w-agora は、あな
たが後にそれぞれのフォーラム作るディレクトリを作成します。
o もし、ディレクトリがなければ、w-agora はそのディレクトリを作
ろうとします。
o もし、ディレクトリが既に存在すれば、あなたは Webサーバが走る
ときのユーザーid に対し、そのディレクトリに書き込む許可を与え
なくてはなりせん。
o 備考: このディレクトリをWebツリー(document_root)以外の場所
に置くことも*できます*。そうすれば、ユーザーは w-agora スクリ
プト以外にアクセスすることはできません。
4. デフォルト検索エンジンはw-agora がノートを検索するのに使います。
もし、NONE を設定すると、検索はデータベースの中で行われます。
5. デフォルトテンプレートは後にあなたが作成するフォーラムで使われます。
一度サイトを作成すると、w-agora はフォーラムを作るか、サイト管理をす
るか、あるいは、別のサイトを作るかのメニューを提示します。
V. フォーラムの作成:
---------------------
フォーラムの作成は:
http://localhost/w-agora/create_forum.php3?site=sitename
スクリプトによって行われます。
ページに書かれた手引にしたがってください。
次のものを選ぶことになります:
1. フォーラムの名前、タイトル、詳述。
2. テンプレート/テーマ:サイト作成(ステップIV)で選んだデフォルトのテーマをを選ぶか、新しいテーマの指定を選択できます。
一度サイトを作成すると、w-agora はフォーラムの編集と管理か、別のフォー
ラムを作成か、あるいは、ユーザーとしてのアクセスかのメニューを提示し
ます。
VI. これでおしまい
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この時点であなたはフォーラムに入って最初のメッセージを投稿することが
できるようになります。
あとで別のサイトや、カテゴリーやフォーラムを作ったり、グラフィックレ
イアウトを編集したりできます。
再びフォーラムの管理を行いたいときは "admin.php" を使います。たとえ
ば、ブラウザで:
http://you.forum.site.domain/w-agora/admin.php
へアクセスします。